超高層マンションの未来

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先日、80才になる母が平成16年に完成した43階建のタワ―マンションを見上げて、「このマンションを解体する時は、どのようにするのかね。」とつぶやいていました。

テレビで見たダイナマイトによるビル解体になるのか、或いは、少しずつ時間をかけて解体するのか…どちらにしても、人類の未知の世界で、空恐ろしい気がしました。耐用年数満了による解体だけではありません。昨年春の東日本大震災での被害は、戸建て住宅だけでなく、鉄筋コンクリート造りのビルにも甚大な被害をもたらしました。耐用年数に至らなくても、解体しなければならない深刻な被害を受けることもあります。

日本では、近い将来、関東・東海・近畿・四国・九州などを含む広範囲な地域で、大規模な地震が起きる可能性が指摘されています。確かに、阪神大震災以降、耐震基準も見直され続けているとはいえ、あの超高層マンションに実際に被害がないという保証はどこにもありません。

もう一つ、心配なことがあります。この超高層マンションには295戸が分譲されています。今でも、空き室が出ていて、賃貸募集されていますが、持ち主が高齢になって死亡したり、施設や病院に入ったりして、実質多くの部屋が空き部屋になると、規模が大きいだけに大変なことになります。イギリスでは、もうすでに社会問題になっています。

雨後のタケノコのように、マンションが建てられている現在、どんどん大規模化、高層化しています。30年後、40年後、50年後と住民も年齢を重ねていくように、マンションもその年数を重ねていきます。これらのマンションが老朽化するころ、私は生きていないでしょう。超高齢化社会を迎えたこの町がどのような町になっているか…私には想像もできません。昔のように、町が低層化しているかもしれません。それでも、人はここに住んでいることでしょう。

Posted on 10月 25th 2012 in 未分類